「最近よく耳にする“モールテックス”って、実際どうなの?」
「おしゃれだけど、使いにくかったら嫌だな…」
「取り入れてみたいけど、後悔しないかな?」
そんな疑問や不安をお持ちの方に向けて、この記事ではモールテックスの魅力と注意点を、インテリアのプロ目線でわかりやすく解説していきます。
コンクリートのような無機質な見た目に、なめらかな手触り。スタイリッシュで個性のある素材感が人気のモールテックスですが、実は知っておきたい注意点もあるんです。
素材の特性をしっかり理解しておけば、「こんなはずじゃなかった…」という後悔も防げます。
あなたの理想の空間づくりの参考に、ぜひ最後までご覧ください!
モールテックスってどんな素材?
モールテックス(MORTEX)は、ベルギー生まれの左官材。
見た目はまるでコンクリートのような質感なのに、薄塗りで丈夫、防水性もあるという優秀な素材なんです。
- キッチンカウンターや洗面台
- 壁や床
- テーブルや収納家具
など、住宅から店舗まで幅広く使われていて、今やインテリアのトレンド素材のひとつです。

モールテックスのメリット|取り入れたくなる5つの理由
1. とにかくおしゃれ!洗練されたデザイン
無機質でスタイリッシュな見た目が魅力のモールテックス。
手仕事ならではのテクスチャーが奥行きを生み、唯一無二の存在感を放ちます。
グレイッシュな色合いから明るめのカラーまで、色の種類も豊富。お部屋の雰囲気にぴったり合わせることができます。
2. 耐久性・防水性もばっちり
モールテックスは見た目だけじゃなく、機能面も優秀。
薄塗りなのに強度があり、擦れや汚れにも強いんです。
さらに防水性も高く、キッチンや洗面などの水まわりにも安心して使えるのが嬉しいポイント(※防水処理は必要です)。
3. 施工できる場所が幅広い
壁や床はもちろん、テーブルや収納家具、洗面ボウルなどにも施工可能。
リノベーションや家具のリメイクにも使えるので、空間に統一感を出したい方にもおすすめです。
4. お手入れがかんたん
普段のお手入れはサッと拭くだけ。
汚れが気になるときは、中性洗剤で優しく拭けばOK。
さらに保護コーティングを施せば、より汚れにくく・水に強くなります。美しさを長持ちさせるには、定期的なメンテナンスも大切です。
5. 手仕事による“一点もの”の風合い
職人さんが手作業で仕上げるモールテックスは、同じ仕上がりがひとつとしてありません。
光の加減で表情が変わったり、時間が経つほど味わいが出たりと、素材の奥深さが楽しめます。

モールテックスのデメリット|事前に知っておきたいポイント
魅力がたくさんあるモールテックスですが、導入前に知っておきたい注意点もあります。
1. 施工が難しく、DIYには不向き
モールテックスの仕上がりは、職人さんの技術に大きく左右されます。
下地処理もとても重要なので、DIYでの施工は難易度高め。
仕上がりを失敗しないためにも、経験豊富なプロに依頼するのが安心です。

2. 費用はやや高め
高機能・高デザインな分、材料費+施工費がそれなりにかかります。
面積が広かったり複雑な施工になるほど、コストもアップする傾向に。
複数の業者から見積もりを取り、予算に合うかをしっかり確認しておきましょう。
3. ひび割れが起こる可能性も
モールテックスは柔軟性がある素材ですが、下地の動きや温度変化などでクラック(細かいひび)が生じることも。
これを「味」と感じるかどうかは、好みによります。
4. 光の当たり方で色ムラに見えることがある
顔料の種類や施工条件によって、光の当たり方で微妙な色の差が出ることも。
心配な方は、事前にサンプルを取り寄せて確認するのがおすすめです。
5. 部分補修が難しい
モールテックスは手作業で仕上げるため、一部分だけを補修しても全体と馴染みにくいことがあります。
傷や欠けが気になる場合は、プロによる補修が必要になり、費用がかさむこともあります。
モールテックスはこんな人におすすめ!
逆に…
という方は、別の素材も検討してみるとよいかもしれません。
まとめ|モールテックスを後悔しないために
モールテックスは、高いデザイン性と機能性をあわせ持つ魅力的な素材です。
その反面、施工の難しさやコスト面、補修のしにくさなど、注意点もあります。
選ぶ前にきちんとメリット・デメリットを理解し、信頼できる施工業者としっかり相談することが大切です。
「モールテックスにして良かった!」と心から思える空間づくりを、ぜひ楽しんでくださいね。
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