はじめに|人工芝は“美しさ”と“メンテナンス性”を両立できる賢い選択
「雑草抜きに疲れた…」「子どもやペットが安全に遊べるスペースを作りたい」「でも天然芝は手入れが大変」
そんな方に選ばれているのが人工芝。最近はクオリティが非常に高くなっており、見た目もリアルで耐久性もバッチリ。さらに、DIYでも施工可能な商品も多く、気軽に導入できるのも魅力です。
この記事では、人工芝の種類や選び方、施工方法からおすすめ商品5選までを徹底解説。理想の庭づくりを成功させるためのポイントをプロ目線でお伝えします。
1. 人工芝を施工するメリット

人工芝を施工するメリット
- 年間を通して美しい緑を維持
- 雑草対策になる
- 泥や土の跳ね返りを防げる
- メンテナンスがほぼ不要
- ペットや子どもに優しい(クッション性)
人工芝を施工する上の注意点
- 初期費用がやや高め(施工費含む)
- 直射日光や経年劣化で色褪せの可能性
- DIYで施工不良が起きると水はけが悪化
2. 人工芝の種類と特徴
人工芝には「素材」と「用途」によってさまざまな種類があります。
種類 | 特徴 | メリット | デメリット | 主な用途 |
---|---|---|---|---|
パイル芝(短め) | パイル(芝丈)が10〜20mm程度の短めタイプ | 手入れが簡単/コストが比較的安い | クッション性がやや劣る/リアル感が少ない | ベランダ、屋上、室内プレイエリア |
パイル芝(中間) | 芝丈20〜35mm程度でリアルさと機能性のバランスが良い | 見た目が自然/歩き心地も良い | 価格はやや高め/設置面の整備が必要 | 庭、ドッグラン、商業施設 |
パイル芝(長め) | 芝丈35〜45mm程度で自然なふんわり感と高級感 | 本物に近い見た目/クッション性◎ | ゴミが絡まりやすい/価格が高い | ガーデン、イベント装飾 |
スポーツ用人工芝 | 耐久性・排水性に優れ、サッカー場や運動場向けの設計 | 高い耐久性/激しい運動にも対応 | 見た目はやや人工的/価格が高め | サッカー場、多目的運動場 |
室内用人工芝 | クッション性を重視した薄型タイプで、滑りにくく安全性が高い | 室内で安全に使用可能/施工が簡単 | 屋外使用には不向き/紫外線に弱い | キッズスペース、介護施設、展示 |
防草人工芝 | 裏面に防草シートが一体化されており、雑草対策も兼ねて使える | 雑草対策が不要/設置の手間を省ける | 通常より価格が高い/排水性に注意 | 庭、外構、駐車場周辺 |
カラフル人工芝 | 緑以外の色(赤・青・グレーなど)を使ったデザイン性重視タイプ | デザイン性が高い/遊び心を演出できる | リアルさに欠ける/紫外線による退色の可能性 | 商業施設、保育園、店舗ディスプレイ |
防炎人工芝 | 防炎性能試験をクリアした、燃え広がりにくい人工芝 | 火気を使う場所でも安心/イベント会場で使用可能 | 通常品より価格が高め/選べる種類が限られる | 屋内施設、イベント会場、飲食店前 |
抗菌人工芝 | 抗菌剤が繊維に練り込まれており、細菌の繁殖を抑える | 子どもやペットにも安心/衛生的に保てる | 専用製品のため価格が高め | 保育園、ペット施設、介護施設 |
静電気防止人工芝 | 導電繊維を使用して静電気の発生を抑える | 静電気による不快感・トラブルを軽減 | 高機能タイプで価格は高め | オフィス、電子機器を扱う空間 |
リサイクル素材人工芝 | 再生プラスチックなど環境配慮型素材を使用 | 環境負荷が少ない/SDGs対応製品として選ばれる | 高品質タイプはやや割高/色合いにばらつきが出ることも | 公共施設、企業の環境配慮型プロジェクト |

住宅のお庭向きなのはパイル芝((中間)と防草人工芝です。
また素材は主にポリエチレン(PE)・ポリプロピレン(PP)・ナイロン(PA)などがあります。耐久性や肌触りの違いがあるため、設置目的によって選ぶのがベストです。
3. 理想の庭づくりのために…人工芝選び5つのポイント
① 芝の長さ(パイル長)をチェック
- 20~30mm前後が一般的でリアルな見た目
- 30mm以上は柔らかく、ペットや子どもにも◎
② 密度・芝の量が豊富か
芝の密度が高いほど、ふかふかでリアルな見た目になります。耐久性もアップ。
③ UV加工・防炎・抗菌機能の有無
日光に当たる屋外使用ならUVカット機能は必須。防炎機能があると安全性も高まります。
④ 下地の加工(透水性・防草性)
水はけが悪い人工芝はカビやぬめりの原因に。裏面が穴あきタイプや透水性の高い仕様を選びましょう。
⑤ ロール or ジョイント式か
- ロールタイプ:本格的で仕上がりがきれい(施工はやや大変)
- ジョイントタイプ:DIY向け・小面積におすすめ
4. 人工芝の施工方法と注意点


施工の流れ(DIY・プロ共通)
- 雑草・石を取り除く
- 整地して水平にする
- 防草シートを敷く
- 人工芝を敷いてカット調整
- 固定ピンや接着剤でしっかり固定
DIY施工の注意点
- 雨水の逃げ道を考えた排水性の確保が重要
- 継ぎ目が目立たないように芝目の向きを揃える
- 防草シートは厚手のものを使うと効果的
「自分でやるのが不安…」という方は、エクステリア専門業者に施工を依頼するのが安心です。


5. 【2025年最新版】おすすめ人工芝5選
1. リアリーターフ(株式会社グリーンフィールド)


- 芝丈:30mm(ほかに20mm・40mmもあり)
- 特徴:まるで本物のようなリアルな見た目と触り心地が特徴です。芝葉の長さや色、密度にこだわり、天然芝に近い質感を再現しています。形状記憶加工により、踏んでも芝が立ち上がりやすく、へたりにくいのもポイントです。
- メリット:高品質でリアルさを追求したい方、お子様やペットが遊ぶ場所として長く使いたい方におすすめです。
- 紫外線・摩耗に強い
- 高い排水性
- 防炎・抗菌加工あり(タイプにより異なる)
- おすすめ用途:庭、ベランダ、屋上、子どもの遊び場
- 価格目安:3,000〜5,000円/㎡
2. メモリーターフ(ユニオンビズ株式会社)


- 芝丈:28mm、40mm など
- 特徴:その名の通り「形状記憶」加工が施されており、人工芝が倒れてもすぐに元に戻る復元性が非常に高いです。高密度で耐久性にも優れているため、頻繁に利用する場所や、車が乗り入れる場所などにも適しています。
- メリット:芝のへたりを極力抑えたい方、高頻度で人工芝の上を歩いたり、物を置いたりする方におすすめです。
- おすすめ用途:庭、ドッグラン、保育園の園庭
- 価格目安:4,000〜6,000円程度/㎡
3. クローバーターフ (PAEグローバル株式会社)


- 芝丈:レギュラータイプ 30mm前後
- 特徴:様々な芝丈や色、密度が豊富にラインナップされており、用途や好みに合わせて選びやすいのが魅力です。価格も比較的リーズナブルなものから、高機能なものまで幅広く揃っています。レギュラータイプは、 2種類の直毛糸を織り交ぜた新設計にグレードアップ。柔軟性、景観性、起立性、耐久性が向上しました。 計6色の芝糸を使用することにより本物そっくりの人工芝です。
- メリット:好みや予算に合わせて柔軟に選びたい方、選択肢の多さを重視する方におすすめです。あそびタイプは抗菌・防臭・防カビ成分を配合しているので、お子様にも安心。
- おすすめ用途:戸建て庭、屋上ガーデン、お子様やペットの遊び場
- 価格目安:3,000円~8,000円程度/㎡
4. アイリスオーヤマ「リアル人工芝」シリーズ


- 芝丈:30mm、35mm、40mm など
- 特徴:コスパが高く、家庭用DIYに人気。ロール販売も豊富。
- メリット:水やりや芝刈り不要で、美しい緑の景観を簡単に手に入れることができます。安価でもリアルな質感で防草・UVカット機能あります。ホームセンターでも手に入りやすいところもうれしいです。
- おすすめ用途:ベランダ、マンションバルコニー、ガーデニング
- 価格目安:2,000〜4,000円/㎡
5. ターフグリーン(タカショー)


- 芝丈:20〜40mm
- 特徴:屋外での使用を前提としているため、紫外線による劣化や色あせに強く、長期間美しい状態を保つように設計されています。複数の色の芝葉を組み合わせたり、芝葉の形状を工夫したりすることで、より天然芝に近い見た目と触り心地を実現しています。
- メリット:水やり、芝刈り、施肥などの手間がかからないため、日常のお手入れが非常に楽になります。敷くことで雑草の発生を抑え、草むしりの手間を大幅に削減できます。
- おすすめ用途:中庭、玄関アプローチ、外構全般
- 価格目安:3,000円~8,000円程度/㎡
重視ポイント | おすすめ人工芝 |
---|---|
自然な見た目 | リアリーターフ |
耐久性&形状保持 | メモリーターフ |
コスパ&入手しやすさ | アイリスオーヤマ |
高品質・施工対応 | タカショー |
6. よくある質問(Q&A)
- 人工芝ってどのくらい持つの?
-
使用状況によりますが、5〜10年が目安です。高品質なものほど耐久性は高くなります。
- メンテナンスは本当に不要?
-
雑草抜きや芝刈りは不要ですが、落ち葉やごみは定期的に掃除しましょう。水洗いもOK。
- 人工芝の上でBBQはできる?
-
防炎仕様の人工芝なら可。ただし、火の粉や高温器具は避けるのが安全です。
7. まとめ|理想の庭を人工芝で叶える第一歩
人工芝は、見た目の美しさ・快適性・メンテナンス性を兼ね備えた、まさに“外構の優等生”。一度設置すれば、日々の暮らしが驚くほど快適になります。
とはいえ、「どの商品が自宅に合うかわからない」「設置方法に不安がある」と悩む方も多いのではないでしょうか?
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