はじめに|ダイニング照明で「暮らしの質」が変わる
毎日の食事や家族の会話、友人との団らん。ダイニングは、ただ食事をするだけでなく「人と心が通う場所」です。
そんな大切な空間だからこそ、照明選びはとても重要。中でも人気なのが、空間のアクセントにもなるペンダントライトです。
この記事では、インテリアコーディネーター歴20年の筆者が、実際のコーディネート経験や照明の特性をもとに、
- 明るさ
- デザイン
- 吊り下げバランス
- 取り付けのしやすさ
などを総合的に評価して「本当におすすめできるダイニング用ペンダントライト」を5つご紹介します。
ダイニング照明の選び方|失敗しない3つのポイント
1. 明るさの基準を知る(ルーメン)
ダイニングテーブルの上に必要な明るさは 1500〜3000lm(ルーメン)程度。食事が美味しく見え、かつ眩しすぎない照度が理想です。
2. 色温度(ケルビン)を選ぶ
食事のシーンには、電球色(2700K前後)が最適。料理を温かく美味しそうに見せてくれ、リラックス効果もあります。
3. 吊り下げの高さとサイズ感
- テーブル面から 約60〜80cmの高さが目安
- テーブルサイズに対し、照明が大きすぎたり小さすぎたりしないように注意
【厳選】ダイニングにおすすめのペンダントライトランキング5選
第1位|【Louis Poulsen】PH 5 ペンダントライト モノクローム・ホワイト
- 価格:¥159,500(税込)
- 明るさ:E26 LED電球(白熱電球100W相当)(1117lm)
- 適用サイズ:4〜6人掛けテーブル
- 特徴:ポール・ヘニングセンのデザイン、時代を越えて世界中で愛されているペンダントライト
- おすすめポイント:豊富なカラーバリエーションでダイニング空間の主役に。卓上から器具下端の距離を600mmと低く吊り下げることで、テーブルを囲む人々の表情を柔らかく美しく魅せる効果もあります。

引掛シーリング取付型ので自分で取り付け可能です




第2位|【ODELIC】ペンダントライト3灯 アクア
- 価格:1台あたり¥8,800前後
- 明るさ:3灯合計1,155lm
- 適用サイズ:4〜6人掛けテーブル
- 特徴:天井や壁にゆらめく影が美しい/コードの長さ調整可能
- おすすめポイント:テーブルを柔らかく照らす、食事が映える照明で小ぶりなペンダントの中では一番人気です。引掛シーリング取付型なので自分で取り付け可能。




第3位|【YAMAGIWA】MAYUHANAペンダントライト二重ホワイトφ430
- 価格:¥60,500(税込)321P2910W
- 明るさ:E26 ホワイトボールランプ 95mm 100W×1
- 特徴:建築家 伊東 豊雄が2007年に手がけたペンダント/年間2000台以上を売り上げるベストセラー
- おすすめポイント:繊細な曲線が織りなすシェードは2重・3重に重なっていてやわらかい光が広がります。吊る高さはテーブル上面から器具下端が 900mm になる程度がほどよいバランスです。引掛シーリング取付型なので自分で取り付け可能。




第4位|【NEW LIGHT POTTERY】Solaris / 200
- 価格:¥90,200(税込)電球別売
- 明るさ:LED電球別売 白熱ボール球 / クリア / E17 60W
- 適用サイズ:4〜6人掛けテーブルに2灯~3灯
- 特徴:マウスブローで製作したガラスグローブと真鍮を組合せたペンダントライト
- おすすめポイント:一点ずつ丁寧につくられたガラスグローブは、マウスブローでしか表現のできない味わいがあります。(※マウスブローとは手吹きガラスの事。ステンレス製の吹き竿の先端に溶けたガラスを巻き付け、息を吹き入れふくらませながら成形するガラスのこと)フランジカップの場合は引掛シーリング取付できます。


第5位|【ART WORK STUDIO】Bridge120 LED-pendant
- 価格:¥56,100
- 明るさ:1500lm(1500ルーメン~1600ルーメン3段階調光切替・色調切替)
- 特徴:真っ直ぐ一直線に伸びた本体バーは極限にまでスリムなフォルム
- おすすめポイント:空間を切り取ったような凛とした佇まいのデザイン、高い演色性で料理などをおいしく美しくてらします。引掛シーリング取付型なので自分で取り付け可能。


シーン別|ダイニング照明のおすすめコーディネート例
■ 家族団らん重視の方に
→ 3灯タイプの柔らかい光のペンダントライト(例:ODELICアクア)
■ カフェ風のおしゃれ空間を作りたい
→ インダストリアル系1灯照明(例:ART WORK STUDIO Bridge120 LED-pendant)
■ インテリア全体をシンプルにまとめたい
→ 白やグレー系の主役級のデザイン(例:Louis Poulsen PH5・YMAGIWA MAYUHANA)
よくある質問(FAQ)
- ペンダントライトは工事が必要ですか?
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ほとんどのモデルは引掛シーリング対応で、特別な工事は不要。賃貸でも取り付け可能です。
引掛シーリング取付式でないものは、必ず電気業者様に取付依頼してください。引用元:大光電機株式会社 - 電球は付属していますか?
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別売りの場合が多いです。LED電球(E26/E17など)を別途用意しましょう。調光対応ならスマート電球を取り付けることで、音声操作やスマートフォンから操作することができます。
- 明るさが足りないと感じたら?
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ペンダントライトだけでは明るさが足りないと感じる場合は、スポットライトや間接照明を併用したりダウンライトを追加するのもおすすめです。



後から明るさを追加可能にするには、ダクトレールにしておくと便利です!
まとめ|理想のダイニングは「光の演出」から始まる
ペンダントライトは、ダイニング空間の印象を左右する主役級の存在。明るさやデザインはもちろん、シーンに合った演出ができるかどうかが鍵になります。
この記事で紹介した5つは、どれもインテリア性・機能性・価格のバランスが取れたものばかり。
まずはご自宅のダイニングテーブルのサイズや好みのインテリアスタイルを確認して、あなたにぴったりの1台を見つけてくださいね!
さらに詳しい「部屋別の明るさの目安」や「LED照明の選び方」は以下の記事で紹介しています:


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